お正月の定番「お餅」の注意点(記事:栄縁)
今年も残すところあとわずかとなりました。皆様にとってどんな1年でしたか。
さて、お正月に「おせち」や「お雑煮」などを食べる人も多いのではないでしょうか。
お正月料理は地域ごとに伝統の味があります。
その中でも、お雑煮は各地域で「汁の味」や「お餅の形」「具材」などが様々で、特色がある料理です。同じ地域でも家庭ごとの個性もあり、お雑煮のバリエーションは数えきれない程あります。
そんな個性豊かなお雑煮ですが、小さな子どもがいるご家庭では
「お餅はいつから食べられるのだろう?」
と、疑問に思うことはありませんか。
今回は、お餅を食べ始めるタイミングや食べるときの注意点を解説したいと思います。
お餅はいつから食べられる?
一般的にお餅は3歳頃から食べられると言われています。
しかし、発達には個人差があるので、年齢だけでなく以下の点もチェックし、食べられるかの判断の目安にしてみてください。
● 歯が生え揃い、お餅を噛み切ることができる。
● よく噛んでから飲み込むことができる。
● 親の話をしっかりと聞き、食べ方のルールが守れる。
お餅を食べるときの注意点
子どもの年齢や発達状況をチェックして「早速お餅を食べてみよう!」と思った人は、以下の注意点に気を付けましょう。
● お餅は小さく切り、食べやすい大きさにする。
● きちんと座って食事をし、歩き回ったり、遊んだりしながら食べない。
● お茶や汁物などの水分でのどを湿らせてから食べる。
● 一口の量は無理なく食べられる量にする。
● ゆっくりと、よく噛んで食べる。
● 食べる時は必ず大人が目を離さず見守る。
お餅はお正月だけ食べるというご家庭もあるかもしれません。
食べ慣れない食材を子どもに与えるときは、年齢や個々の発達をよく見ることが大切です。そして、食べる際は子どもから目を離さないようにし、安全な環境で食べましょう。
年末年始は家族みんなで年越しをしたり、初詣に出かけたりなど、日本の伝統文化を楽しめる時期です。普段の料理より手間がかかるお正月料理も、大切にしたい日本の伝統文化の一つですね。
お正月料理は子どもにとっては見慣れない料理だったり、味付けが濃い目だったりと、食べないこともあるでしょう。目で見て、知るだけでも食文化を伝えることができます。
地域やご家庭ごとの風習を楽しみながら、素敵なお正月をお過ごしください。
来年も元気で1年を過ごせるよう、お子さまたちがすくすく成長するよう心より願っております!
良いお年をお迎えくださいませ。
記事執筆者:河本友見他